WPC TOKYO 2006で見たもの【工科大ケータイ・Mio】

"Linuxベース"のケータイはすでに存在するが、これはファームウェアレベルでLinuxが動作しているという意味でのLinuxベースであり、一般消費者が自由にバイナリをインストールしたり、アプリケーション開発を行ったりする自由は許されなかった。画面サイズや入力装置といった小型デバイスゆえの制約はともかく、カスタマイズの自由がなければ、一般消費者にとってそのケータイはもはやLinux-Boxではないと言っていいだろう。

ソフトウェア部分の全てを作成できるというのが、これの良いところである、と。
確かにキャリアの出すケータイは開発者にとって不可侵な領域が多いよね。例えば、待ち受け画面とかメニュー画面とかは各キャリアのサービス戦略にのっとって配置がなされているはずで、ステップ数が少ないことがMobileにとっては非常に重要なことを考慮すると、この部分を書き換えられないというのはつらい部分がある。
いわば、サービスのオープン化にもっとも近いケータイであり、これを研究者やギークが自由に編集して試すことが出来るようにした工科大の仕事ぶりは10年後には大偉業として扱われるだろうな。




MioというGPS端末があったけどもこれはなかなか良かった。動作が軽い上に、適切なルート案内が出来るみたいで自動車以外での道案内で実際使えそうだなと思える製品だった。これも無線LANカード挿せば、Skypeも使えますよ、なんていってて、ケータイ電話業界囲まれているなあと思った次第。
http://ascii24.com/news/i/hard/article/2005/07/11/656911-000.html


他には太陽光発電電池要らずの薄型液晶キーホルダが出展されていておもろいな、と思いました。