お客様の立場に立った製品を作らなければならないって言うけどさ・・・

 そう言っている君たち、自社の製品を自分の身銭を切って買っているかい?
新しい物を検討する時の商品比較という真剣勝負をやっているかい?
社割価格で安いから買ったり、会社から割り当てられて使っているようじゃ、とてもじゃないがお客様の立場に立った製品など思いつけるのかな?
思いつける人もいるかもしれないけども・・・
自分の周りでは、お客様の立場に立って新サービスを考えましたといっている割に、ただ単に自分がやりたいサービスを考案する人間が少し多い。


 社会に出てからというもの、商品というものが企画されてから世に出されて売りに出されるまでに様々な「視点」があるということを意識し始めている。開発の視点・営業の視点・運用の視点・お客様の視点・・・。良い製品を作り、良く売り、良く評価してもらうために、様々な「視点」を理解することが必要不可欠なように思う。


 では、そういう「視点」を育てるためにはどうすればよいか?
ここは自分の中で悩みの種で模索中なのだが、やはり、様々な「視点」に立てるような状況に身を置くということが一番重要なのだろうと思う。開発者の場合、もちろん、開発者の「視点」は持っているわけだが、同カテゴリの製品を身銭を切って買うということを検討することにより、お客様の視点に立つことが出来る。そして積極的に使う。使いながら、故障や不具合が出るに連れて、それに対する運用の「視点」を意識できるようになるはずだ、と思っている。


 しかし、それって突き詰めれば、別の視点に立つ=別の人の気持ちをわかる人間になるということなんだよね。全ての視点をコントロールし、良いものを作れるようになるはずだ、と思う。そのために別の視点だったらと、真剣に何度もシミュレートするのが、重要だと思うが、何か手っ取り早いトレーニング方法・やり方知りませんかね?Σ(゚Д゚;エーッ!