RFID2.0時代に備えるRFID入門(1)のまとめ2

RFIDを推し進める団体としては、主として、

の二つがあげられている。


EPCglobalが具体的に、次世代のRFIDの規格Gen2タグの要件を挙げている。

Gen2タグとは、EPCglobalにおけるUHF帯タグのClass1(パッシブ型リードオンリー)における第2世代の標準を意味し、以下の特徴を保有する。


Global regulatory compliance:世界共通のUHFパッシブタグインターフェイス
データの読み取り・書き込み精度の改善:読み書き速度の改善、Ghost read問題の改善
データ伝送範囲の長距離化:読み取り距離10メートル、書き込み距離8メートル
Dense-reader環境オペレーション対応(optional):設置アンテナからの電波障害(干渉)を防ぐための工夫
タグ情報のLock機能:入力データの不法な改ざんを防ぐためのロック機能を追加
Kill code:killパスワードによる、タグの無効化を導入
低価格化:5セントタグ実現を目標

以上のタグは、もう実物が出来ているみたいだ。

日本でも、2006年4月6日に日本初のGen2規格に準拠したICタグによる商用運用が始まっており、ユーザー側のUHF帯ICタグへの期待も非常に高まっている。

試験とフィードバックを重ねれば、5〜10mもの通信距離を持つRFID搭載の端末が出る日もそう遠くなさそう。
駅でSuicaリーダーにかざさなくても改札通過が可能になる。トータルリコールみたいに。
そういう利用がまずわかりやすいよね。