RFID2.0時代に備えるRFID入門(1)のまとめ
RFID2.0時代に備えるRFID入門(1)を読み進めてみた。
まず、これまでのRFID技術が実用に使われてきて、安定してきている裏で、中距離RFIDの研究が活発に行われており、RFIDの世界は新たなフェーズに突入するよって内容。
最近の新たな兆候として、
- RFIDの高機能化:UHF帯使用による読み取り距離の長距離化や各種センサー機能とのハイブリッド化など
- 適用分野の広がり:in B(企業内でのクローズドな利用)中心から、in G(街中や空港での場所情報提供など)、BtoC(マーケティングツールとしてエンドユーザーがICタグやリーダを保有)へ
といった、RFID1.0の枠組みを超える新たな動きが始まりつつあり、これからの数年間は、RFIDの高機能化と適用分野の広がりに基づくRFIDの普及期として「RFID1.5」と位置付けられるだろう。
- RFIDの通信距離の長距離化
が
- 適用分野の広がり
を後押ししている感じかな・・・
それにより、端末間の通信が活発になり、個々の端末上のサービスを連携させてより、大きなサービスを作るモデルが実現されるという旨の事が書いてある。
(Web2.0で話題の「マッシュアップ」「集合知」「ロングテール」らしい)
課題としては山積みで、主として
- ビジネスモデルに組み込みやすく
・ハードウェアがまだ高い
・レガシーシステムとの連携強化の必要性
・端末間で通信を行い、新たなサービスを作り上げる場合、企業間のコスト負担をどう計算するのか
- 電波距離が長距離になることへの対策
・情報を受け取ってほしくない端末にも情報が飛ぶことになる。その対策。
などあるみたいですね。