現実世界をサービスのトリガーにする
風邪ひいていて、家族と話をする機会があった。
高校生・大学生・主婦、3人と話をしていたらezWebやi-modeのトップメニューからサービスを探したことは、ほとんど一度もないんだってさ。ヽ( )ノヽ )(ヽ )(´ヽ )
なんで?と聞けば、
「やった割にたいしたリターンがない」(たぶん、効率が悪いという意味)
「パソコンの方が便利」
「使い方をすぐ忘れる」
「自分の使いたいサービスが見つからない」などなど
周りも同じ感じらしい。
むしろ口コミで使える着うたサイトを知ったとか。
あるいは、体育館予約サービスを体育館で教えてもらったとか。
要するに機能していないんだよ。キャリアのディレクトリサービスが!!
意外とi-modeやezwebってのは、ケータイ電話でやっているからおしゃれなイメージが付きまとうが、本質的にはパソコンオタクと変わらないんじゃねえか、みたいな。
たかだか2,3人の少ないマーケティングで思ったわけだ。
今キャリアは、誰に向かって情報を提供しているのかといえば、効率の悪いディレクトリ・検索サービスの中でせっせと使えるサービスを好きで探しているモバイルギークなんじゃないかと思った。
大部分の人は、その非効率さと質に対する誤解から、題目を見れば必要性がわかる天気予報・路線図など、あるいは、実生活からの情報で得たサイトを見るのに留まっているんではないか? 的確なモバイルサービスを完全に把握していれば、もっと便利な生活が遅れることは、みんな薄々感ずいていると思うが・・・
そこでケータイ電話のトップメニュー・ブラウザのトップメニューのデザインの見直しが考えられる。より目的指向なインターフェイスが求められるわけだ。そうするとケータイ電話の多機能や個々人のニーズの違いがそれの阻害要因になることもある。まず前提としてインターフェースをボタンから含めて、個々人ごとにカスタムできる仕組みが必要になると思う。そのためにドコモはタッチパネルケータイでタッチパネルにボタンを描画する仕組みなども提案している。
しかし、メニューの配置を目的指向で考える上では人々の行動様式のマーケティングが欠かせないとワシは思う。(続く)