DLNAの歴史を調べてみた

CEATEC2006でも賑わいを見せ始めていたDLNAだが、興味がわいたので調べてみた。

 ソニー,米Intel 社,米Microsoft 社など約100社を大幅に超える企業などが集まって家庭内ネットワークで音楽/静止画/動画などのデジタル・コンテンツを容易にやりとりするための実装技術を検討する団体の名称,あるいは同団体が決めた仕様。

というような理由で策定されたのが、DLNAだったと。
PCではネットワークで繋げばファイルのやり取りは容易だったし、ある程度のフリーソフトもあったはずだけども家電では実現できてなかったんだね・・・
確かにHDDレコーダで録ったデータは、他のメーカのHDDレコーダに移せない。とんでもない機器だと思ったもんだ。せっかく録ったデータがそのHDDレコーダと心中するようなものだから。


そんなこんなで発足したDLNA
2004年6月にver1.0 2006年3月には、expanded(1.5?)が制定された、と。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
2.0は2007年中と言っているらしい。

メディアフォーマットJPEG(画像)、LPCM(オーディオ)、MPEG-2(ビデオ)

  • 1.0では、対応フォーマットはこれ位で少ない。
  • 地上デジタル放送の録画データは共有できない。
  • 裏は取れていないが、イーサネットでしか接続できなかったようだ。(UWB/Bluetoothによる接続は出来ない?)(要UPnP調査)

・次期DLNAガイドライン(DLNA1.5? DLNA2.0?)
機器クラスが拡張され、サーバー・レンダラ以外にコントローラやプリンタ、携帯電話などが設定されるらしい。伝送路もイーサネットのほかBluetooth等にも対応し、QoSも策定されるとある。

1.5では・・・

  • 対応フォーマットがおそらく増えている。(ガイドラインを読み込む必要あり。)
  • Bluetooth/無線LAN対応のポータブル機器を繋げば、ワイヤレス共有が可能となる。
  • DTCP-IPでの接続を行うならば、地上デジタル放送やBS、CSも共有可能となった。(ARIBが認可を出した)

1.5の革命的なところは、ポータブルプレーヤによって自宅内にあるどのデータも外に持ち出すことが可能な点。(まあ、iPodで実現しているとかは言わないで((=゚Д゚=)(;゚д゚)ァ.... )
基本、iPod→PCへのデータ復元は不可能だったが、それも可能になるんではないかな?

 なお、ガイドライン 2.0は複数フェイズに分かれて発行が行なわれる見通しを示し、「第1フェイズのガイドラインは2007年中をに発行できると考えている」と述べた。その上で同氏は「デジタルコンテンツの世界で、ユーザーが簡単に接続可能で使いやすく、期待通りのサービスが実現できるよう今後もガイドラインの展開を進めていく」とした。

で、2.0では、自宅内だけでなく、遠隔地からのアクセスも可能にする、ということで、それがDLNA2.0対応として製品化されるのは、早くとも2007年中ということみたいだ。
sonyロケーションフリーはある意味、地デジを除けば、既に2.0を実現できているはずだし、DHCP-IPによる接続を実装してしまえば、DLNAでなくても多分地デジを送信することは可能なんだろう。(要調査)
果たして遠隔からのコンテンツ閲覧を1年も業界は待ってられるのかな?


まだ調査が曖昧だ。もうガイドライン読むしかないか・・・